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量より質

2024.11.15

40代半ばに差し掛かると、安くてそこそこ美味しい物をたくさん食べるより、本当においしい物を少しだけ頂く事の方が良いように感じます。

 

そもそもたくさん食べる事が出来なくなってきますし、その他にも私の場合、ここ最近辛い物、脂っこい物、冷たい物、ニンニクが沢山入っている物などを食べるとすぐにお腹を下してしまうようになり、正露丸は手放せません。すべて好物で以前はそんな事はなかったのですが、年齢を重ねると共に内臓が弱くなってきているようで寂しく感じます。

 

食べ物以外でも洋服や靴なども、見た目より着心地、履き心地を重視しするようになってきました。

 

自分がおじさん化しているのかと気にしております。。。

 

 

では住宅はどうかというと、近年では値上がりの影響もあり、延床面積は減少傾向にありますが、逆に今までが大きく造り過ぎていたように思えます。

 

子供部屋は最低6帖は欲しいと言っていた時代から、現在では3帖で良いというお客様もいらっしゃいます。

子供が将来、家を出た時に使っていない部屋の分も固定資産税は発生しますので、最低限の大きさで良いという考えです。

また子供たちも部屋にこもって勉強をするより、リビング学習がほとんどで、そもそも寝るとき以外部屋を使用しない場合が多いので、小さくても十分な気がします。

もし部屋で勉強する場合でも3帖あればベットに机くらいは置けますので問題ありませんね!

 

また、リビングダイニングは広い方が良いという要望も多いですが、実際に使う範囲は限られており、空間が広くなるだけで本当に必要なのかと思ってしまう時もあります。

もちろん狭いより広い方が良いというのは分かるのですが、広さには建築費や冷暖房費や税金も掛かりますので最適な広さを検討する必要があると思います。

例えるなら車の排気量と同じで、大排気量の方が余裕があり優雅なドライブが楽しめますが、その分費用が掛かります。

 

 

今思う事は、本当に住み心地の良い家で省エネルギーで暮らせて、必要最低限度のスペースがあれば住宅は十分なのかもしれないという事です。

 

実際に友人や知人が遊びに来るのは新築して1年間くらいで、その後は親が来るくらいで家の中に他人を入れる事はほとんどありません。

 

欲張ってもしょうがないですし、賢く家を建てるのが正解なように感じます。

 

起きて半畳、寝て一畳、天下取っても2合半とはよく言ったものです。

 

tanaka

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