ベストバランス
2025.04.12
Instagramを見ていると、完全にデザインに振り切った家を造る会社さんが最近よく目に付きます。
雰囲気が良くカッコいいなーと感じ私もフォローして勉強しています。
建築のプロからすれば、見た目を真似る事は簡単に出来ますが、見た目が良いからと言って真似してはいけない部分もあります。
それはメンテナンス性、耐久性、住み心地などを損なってしまうデザインです。
例えば庇が全くないデザインなどがそれです。
見た目はスッキリしていて良いのですが、雨が直接外壁に当たり、汚れ易くなり劣化が早くなります。
また太陽の日差しも直接室内に入ってきますので、夏は室内の温度上昇につながります。
大きなサッシやガラスの明り取りなどの開口部をたくさん取り入れたデザインも同じで、室内外のつながりを感じられ解放感がある反面、耐震性や住み心地を損なってしまいます。
またコンセプトが強すぎるデザインも年齢と共に飽きが来ることでしょう。
プロから見ればパット見は良いデザインでも、部材の割り付けが変だったり、雨仕舞が悪い所があったり、雑な仕上げが目に付くなんて事も。。。
では当社ではどの様にしているかというと
デザインと耐久性とメンテナス性と住み心地をベストなバランスで融合させた家をご提案しております。
もちろん振り切ったデザインを強く希望されるお客様もいらっしゃいますが、デメリットをしっかりとお伝えした上で、出来る限り上記の事に配慮したご提案をしています。
家も見た目より中身が大切。
でも見た目も大切。
当社ではベストなバランスを常に心掛けています。
tanaka