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エアコンの話

2024.08.2

夏場になるとエアコンの不具合についてたくさんの連絡が入ってきます。

 

今シーズンも20~30件程度の連絡があり、全て数日の間で対応をしております。

 

一番多い内容は冷たい風が出ないというものです。

ほとんどの場合は冷媒ガスが抜けてしまっているのが原因です。

※たまにフィルターが汚れ過ぎていて冷えない場合もありますが

 

エアコンは冷蔵庫などと違い、設置するのに工事が必要で、設置する位置や高さなどによって配管の長さが変わります。

その為、エアコン(室内機)に元々付いている冷媒配管を室外機と接続する為のエアコン屋さんが用意した冷媒配管とを現場で接続します。

 

接続方法は

内機側の配管に用意した配管をちょうど良い長さに切って、丁寧に配管の内側のバリを専用工具で取り除き、現場でフレア(ラッパ状)加工します。

その後フレアナットを締め付けますが、締め付けの強さは職人さんの手作業で感覚に頼る部分があります。

また、配管は銅製の為、無理な角度で曲げてしまうと亀裂などが入ってガス漏れの原因になりますので慎重な作業が求められます。

 

室外機との接続も同様です。

 

※ネットの画像を流用

 

 

この様にエアコンの取付は職人さんの現場作業を伴う為、稀に接続部分などから微量なガスが漏れてしまう場合もあります。

また、工事が完璧であった場合でも、室外機を動かしたり衝撃が加わると接続部分に負荷が掛かり、そこからガスが漏れてしまう場合もあります。

その他には、エアコンのクリーニングなどを業者さんに依頼した後に冷風が出なくなってしまったなんて場合もあります。

 

その為、当社ではエアコンを設置後、5年未満はガス漏れがあった場合のガス補充は無料で行っております。

しかし、5年以上経過した場合は有償とさせて頂いております。

※5年も経過すれば工事不良が原因で起こるガス漏れは考えにくい為です。

 

では5年以上経過しガスが抜ける場合はどんな原因が考えられるかというと、それは機械自体から漏れている場合です。

内部の熱交換部分は沢山の溶接がしてあり、その溶接部分に小さい穴が開いてしまい漏れる場合が多いです。

※当社ではエアコン自体の故障も最低限に抑えるべく、国内製造の三菱エアコンを採用しております。

 

エアコンのガスは目に見えないもので、とてもデリケートなのです。

 

 

 

 

当社の造る家では、なるべくエアコンの数を減らし省エネで暮らせる様な家造りをしています。

エアコンの数が少なければイニシャル、ランニングコストとも安く抑えられます。

天井カセット式エアコンや大型畳数のエアコンを入れればよく冷えるのは当たり前ですが、ビックリするくらいの費用が掛かるのは言うまでもありません。

今やエアコンは必要不可欠な家電製品です。

お客様が安心して暮らせる様に建てる前も、建てた後もしっかりとサポートしていきます。

 

tanaka

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