高いのには理由がある
2022.02.16
次男が春に中学校に進学する為、通学で使用する自転車を購入しました。
本人は、どんなのでもいいよ、安いやつで。
と言うので、安い自転車を買おうと思い店員さんにこれをくださいとお願いしました。
すると
この自転車はローラーブレーキではないけど大丈夫ですか?
乗っているとそのうちブレーキがキーキー鳴るようになります
修理しても同じ種類のものにしか変えられないので、またキーキー鳴るようになります
あと5,000円出せば雨に強く、音が鳴らないローラーブレーキの自転車が買えます
と言うのです。
えー、絶対キーキー鳴るのかぁ…
5,000円UP = キーキーいわない雨に強いブレーキ…
乗っていてブレーキがうるさいと子供に言われたり、雨でブレーキが効きづらかったりしたら、あの時5,000円をケチったからだと後悔しそうなので、
じゃあこっちでと、5,000円UPの商品を指さして言うと、
これはギアが6段で外付けですが大丈夫ですか?
あと5,000円出せばギア内装型3段の自転車が買えます
3段でも6段と変わりなく使え、自転車が停まっている時もギアチェンジができます
と言うのです。
えー、ギアが内装型だと壊れにくそうで見た目もすっきりしてていいなぁ
でも、最初に買おうと思った自転車より10,000円UPかぁ
と悩んでいると、店の奥の方を指さして
あちらの自転車はサビにくいアルミが使われていて、LEDライトが籠下に2灯付いていて明るくて安全です
と更に上のグレードの自転車があることを教えてくれました。
説明を聞いていると、高いのには理由があるのだなぁと感じました。
なんで最初からキーキー言わないブレーキで、ギア内装型の自転車だけしか造らないようにしてくれないのだろうか…
と思いましたが、需要と供給があり、安ければ安いほど良いというお客さんも沢山いるのでしょう。
今回は自転車購入でしたが、住宅購入を検討している人も同じような経験をしているのだろうと感じました。
コスト重視で安く建てるのか?
それなりの家を建てるのか?
最高の家を建てるのか?
建築会社を選んでからもキッチンやお風呂を見にショールームに行くと、こっちのほうがいい、それもいい、とどんどんグレードが高くなり、見積もりも高くなってしまいますよね。
何を妥協すればいいのかとても悩ましいですが、いずれ交換しなくてはいけないものは安く抑え、後から変える事の出来ないものにはお金をかけるのが賢い選択なのではないかと思います。
OKAKENの床下エアコンが気に入ったから、今からつけて欲しいと他社で建築したお客様に言われても、あの暖かさを実現させるには構造からすべてを変えなくてはいけませんので現実的ではありません。
お金は限りがありますので、大事なところにきちんと使いたいものです。
ちなみに私が購入した自転車は、高校生になったら買い替えるかもしれないので、ブレーキがキーキー言わない5,000円UPのそこそこの自転車です。
中学生の自転車を見て、あれはグレードの高いやつだ!と一瞬で見分けられるようになったのは言うまでもありません。