隣の芝はまだまだ青いのか?【後編】
2021.09.8
1週間はあっという間ですね。
先週に続き、後編です。
お母さんに借りた最高に肌触りの良い赤いカシミヤのセーターを着て、会長に会いに行きました。
会長は少し世間話をしてから、
働きたいというのはありがたいけど・・・
うちの会社は小さな会社だから、沢山人を雇わないんだよ
今いる人達で間に合っているから、雇う事はできないよ
と、言いました。
面と向かって、しっかりと目を見てキッパリと断られたのです。
しかし、私は一歩も引きませんでした。
というより、人生がかかっているので引けませんでした。
なんでうちの会社がいいの?
という質問に、
1番いい会社だと思うからです
と答えました。
正直、不動産会社や建築会社から、うちにおいでよというオファーは数件いただいていました。
その中には、将来絶対安泰な不動産会社や、やり手の女社長で融通が利きそうな会社もありました。
2番目にいいと思う会社に行くのじゃダメなのです
もしそこに行ったとしたら、1番の会社はどんなだろう?働らきたいな・・・とずっと思い続けてしまい、きっと諦められません
とお話しました。
しばらくして、採用の連絡をいただきました。
なぜ採用になったのかはわかりませんが、本気でぶつかれば、伝わる人には伝わるのだと思いました。
自分が入りたいと思う会社が人員を募集しているタイミングに、たまたま仕事を辞めるタイミングが重なるという事は、夢のような話です。
あのまま募集をするのを待っていたら、何年かかるか気が遠くなります。
転職前、青く見えていた隣の芝は、そこに入って2年経った今も青々としています。
むしろ、今私の目から青く見える隣の芝は一つもありません。
1番良いと思った会社で働ける
なんて贅沢で幸せなのでしょう。
2週に渡り、このような内容のブログにお付き合いいただきありがとうございました。
引き続き、初心を忘れず日々過ごしていきたいと思います。
kuribara