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建材アレルギーを排除した家造り

2020.05.4

4月22日に上棟した現場で、お客様と電気配線の最終現場打ち合わせをしました。

電気屋さんが事前に配線をして、コンセントや照明の位置がある程度わかるようにして下さっていたので、打ち合わせがスムーズに終わりました。

 

 

上棟後初めて現場内に入りましたが、今回はいつもと現場内の木の匂いが違います。

お客様が建材のアレルギーをお持ちで、以前住まわれていた家では、アレルギー反応で頭痛がしたり、体調がすぐれない事があったそうです。

今回は健康に長く住み続ける家を建てたいとの事で、打ち合わせで住宅に使用する材料全ての匂いを事前にチェックして頂きました。

使用できる材料とできない材料を確認し、使用できない材料については代替品を探しました。

特にヒノキの匂いが強いとアレルギー反応が出てしまうようで、柱と土台は、静岡県の天竜産の材料を使用しました。

生産地によっても材料の匂いが異なるので、当日現場内の匂いをお客様に確認して頂き、これなら大丈夫そうと安心していました。

 

住宅のアレルギーといえば、シックハウス症候群というキーワードがパッと思いつきます。

壁紙やフローリングに使われている接着剤や塗料から漏れるホルムアルデヒドなどの化学物質を吸い込んだ人に、倦怠感や頭痛などさまざまな症状が現れるもので、今はシックハウス症候群の原因となる化学物質の発散量の少ない建材を使用するよう、居室に使用できる建材・塗料の規制が行われています。

今流通している材料はシックハウス対策ができていますが、人によってはそれでもアレルギー反応がでてしまい、新居に住むことができずにいる人や、学校内に使用している建材にアレルギー反応がでてしまい、学校に通えない子供もいるそうです。

 

当社では、建材アレルギーでお悩みの客様にも、部材の変更をして住宅が建築できるよう、柔軟に対応しています。

今回の新築で、お客様に健康で長く住み続けて頂けるよう、部材の選定には細心の注意を払って今後も現場を進めていきます。

Arai

 

 

 

 

 

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