無駄を最小限にして冷房する

2025.09.19:

どの住宅も冷房はエアコンで行い室内の空気を冷やすのは誰でも認識しています。

 

しかし冷やした空気の大半を換気システムで屋外へ排出しているのを知る人は多くありません。

 

住宅内で1時間当たり必要な換気量は家の気積×0.5又は家族人数×30M3で計算されます。

 

30坪の家は約(100M2×天井高2.4)×0.5=120M3

 

4人×30M3=120M3

 

こうした計算により概ね1時間当たり120M3の換気量は必要になります。

 

120M3×24時間=2880M3となり1日約3000M3という空気量を入替えしなければなりません。

 

1M×1M×1Mの箱に入る空気3000個分の空気を入替するという事は屋外の空気がこれだけ入る事を意味します。

 

逆に言えばエアコンで冷やした空気を3000個分排気して捨てているのと同じです。

 

つまり、エアコンで冷房している空気の大半を捨てているのが一般的な住宅なのです。

 

あまりに大きな熱ロスなのでイメージすら出来ませんがこれが真実です。

 

私達はこうした熱のロスを最小限にする為、全熱交換型第一種換気システムを採用し冷やした空気を排出する際、流入する屋外の空気へ熱を交換しています。

 

冷えた排気する空気と屋外の新鮮空気と熱交換する事で冷やされ、外気より少し冷えた状態で室内に入る仕組みになっています。

 

全熱交換型の換気システムを採用すれば、熱のロスは最小限となり省エネ性は著しく向上します。

 

全ての住宅にこうした換気システムを採用すれば、省エネにつながるのですが、第一種全熱交換型換気システムを採用する会社はごくわずかしかないのです。

 

このような内容を知る建築希望者は少数であり、ほとんど知られていませんし建築のプロでも今回の話を聞いて「そうだったんだ・・・」のレベルなのです。

 

弊社でも過去に様々な換気システムを採用した経緯があります。

 

一般的な換気扇やパイプファン、第三種換気など様々な換気システムを採用する過程で熱のロスを最小限にするには現在採用する換気システムが最適だと判断しました。

 

換気だけに留まらず断熱や気密に関しても一切の妥協なく研究し検証と改善を繰り返しています。

 

最良の断熱・気密・換気・冷暖房を磨き続け最高の性能を持つ住宅を造るのが私達のこだわりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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